理化学研究所
創発物性科学研究センター
創発分子機能研究チーム
チームリーダー

瀧宮 和男 先生
(たきみや かずお)

理化学研究所
開拓研究本部 上坂スピン・アイソスピン研究室 主任研究員
仁科加速器科学研究センター
スピン・アイソスピン研究室 室長

上坂 友洋 先生
(うえさか ともひろ)

プロフィール

1994年広島大学大学院工業化学専攻博士課程後期修了、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、広島大学工学部助手、同工学研究科助教授、教授を経て、2013年理研創発物性科学研究センター グループディレクター。2017年東北大学大学院理学研究科教授(理研兼任、2018年よりチームリーダー)。専門は合成化学を基盤とした有機機能化学。

プロフィール

1997年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 博士(理学)取得。理研基礎科学特別研究員、埼玉大学理学部助手、東京大学原子核科学研究センター准教授を経て、2011年より理研主任研究員。専門は原子核物理学。

演 題

合成化学で機能を創る

演 題

キミたちの99.97%と宇宙の歴史
 私たちの身の回りにはいろいろな物があふれていて、それらはさまざまな材料で構成されています。化学は役に立つ材料や新しい材料を作り出すことができ、プラスチックから医薬品まで私たちの生活になくてはならない多くのものづくりに貢献しています。20世紀に大きく発展した有機合成化学は、21世紀に入りそれまで対象としていなかったエレクトロニクス分野にも重要な役割を果たすようになっています。本講演では、私たちの研究室で生み出されたさまざまな化合物を紹介しながら、それらのエレクトロニクスへの応用について紹介します。合成化学が材料科学のための強力なツールとなることを感じていただきたいと思います。  普段の生活では気にもとめない「原子核」。実は皆さんの体の99.97%は原子核でできています。この原子核は、宇宙が生まれた直後から存在したわけではなく、重い星の巨大な重力や超新星爆発などの中で生まれ変わりながら地球にたどり着きました。原子核が宇宙の歴史の中で辿ってきたこの道筋が、最先端加速器施設「理研RIビームファクトリー」の実験から垣間見えてきています。
 本講演では、RIビームファクトリーで得られた最新の結果を紹介しながら、原子核が宇宙の中で辿ってきた旅路に皆さんとともに思いを馳せたいと思います。
日 時
平成30年8月18日(土)9時30分~12時
会 場
仁科会館 2階 仁科記念ホール
募集人員
120名(定員になり次第締切)
参加費
無料
申込方法
仁科会館へ

電話・郵便・E-mail・FAX等でお申込み下さい。
〒719-0303 岡山県浅口郡里庄町浜中892-1
TEL・FAX 0865-64-4888
E-mail:nishina@nishina.town.satosho.okayama.jp

主 催
国立研究開発法人 理化学研究所 ・ 公益財団法人 科学振興仁科財団
後 援

岡山県教育委員会・里庄町教育委員会・RSK山陽放送
岡山県ケーブルテレビ振興協議会・山陽新聞社・朝日新聞岡山総局
中国新聞備後本社・読売新聞岡山支局・毎日新聞岡山支局

チラシ
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