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山下 了 (やました さとる) 先生 演題:「生まれたての宇宙を再現 -素粒子をつくり生まれたての宇宙を再現する研究の最前線-」 地元の中学生及び一般聴講者約350名を前にご講演いただきました。 講演概要 |
講演の様子 生まれてから1兆分の1秒後の宇宙の状態(温度にすると1京℃)を再現するため、ヨーロッパのCERN(セルン)にある世界最大の加速器LHCで行われている実験の様子を、加速器や測定器などの豊富な写真を交えつつ説明されました。さらに、山下先生が大きく関わっている次世代の加速器「ILC(国際リニアコライダー)」と、そこで調べる「ヒッグス粒子」や「ダークマター」についても、最後に少し話をされました。 中学生にはやや難しい内容ではあったようですが、山下先生はなるべく分かりやすくかみ砕いて説明してくださり、積極的に聴衆の中学生に話しかけている姿が印象的でした。生徒たちも興味を惹かれた様子で、講演の後の質問ではたくさんの手が挙がり、時間の都合上やむなく途中打ち切りとせざるを得ないほどでした。 山下先生のご研究をさらに知りたい方は、東京大学素粒子物理国際研究センター山下研究室のホームページをご覧下さい。 |