理化学研究所
仁科加速器科学研究センター
核化学研究開発室
室長
羽場 宏光(はば ひろみつ)先生
1999年、博士(理学)。日本原子力研究所博士研究員を経て、2002年、理化学研究所(理研)入所。現在、理研仁科加速器科学研究センター 核化学研究開発室 室長。理研RIビームファクトリーの重イオン加速器を用いて、ラジオアイソトープ(RI)の合成研究を行いながら、新元素の化学からがん治療まで様々なRI応用研究を推進。
演題新元素でがん治療! ~理研RIビームファクトリーがつくるラジオアイソトープ~
ラジオアイソトープ(RI)は、物質の挙動を可視化するトレーサーや放射線源として、物理学・化学・生物学の基礎研究から、医療・農業・工業などの応用分野まで幅広く利用されています。私たちは、理化学研究所(理研)RIビームファクトリーの重イオン加速器を用いて、有用RIの製造技術の開発と、多様な分野におけるRI応用研究を進めています。現在、100種類を超えるRIを製造し、新元素の化学研究から、がんの診断・治療に至る幅広い先端研究に活用しています。本セミナーでは、原子番号119の新元素探索と、人工元素アスタチンを用いた次世代がん治療研究を中心に、RI研究が切り拓く科学の最前線について、わかりやすく解説します。
アスタチン合成装置の写真