演題:現代の物質観・・・クォークが拓いた道
講演概要
益川先生は、素粒子論における「小林ー益川理論」を提唱された物理学者で、第25回仁科記念賞(1979)を受賞されています。その理論は、提唱されて30年経った2001年、事件的に検証されました。
ここでは、70年代に解き明かされた「物質とは何だろうか、物質の存在形態はなんだろうか」といった物質観を中心にお話しされました。
最後に「自然現象を意識的に解明し、意識的に我々の世界に使えるようなことが起こりだしてくる。それが21世紀。ここにいる若者たちは、自分の好みに合わせてそういう新しい発見があるところへ飛び込んでいける。楽しい、面白いですよ。」と呼びかけられました。