仁科蔵王
仁科乙女
仁科春果
仁科小町
「仁科蔵王」とはじめとする新種の桜は理化学研究所仁科加速器科学研究センターのイオン育種研究開発室生物照射チームの阿部知子チームリーダーとJFC石井農場の石井重久さんが共同開発しました。
岡山県里庄町には「仁科蔵王」が平成20年1月、「仁科乙女」が平成22年12月、「仁科春果」と「仁科小町」が平成27年1月に植樹されました。さらに令和2年3月に、新たに「仁科蔵王」と「仁科小町」が植樹されました。
品種 | 仁科蔵王 | 仁科乙女 | 仁科春果 | 仁科小町 |
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開発年 | 平成19年 | 平成21年 | 平成24年 | 平成24年 |
里庄町植樹 | 平成20年 令和2年 |
平成22年 | 平成27年 | 平成27年 令和2年 |
特徴 | 淡い黄色の花 | 春と秋の二期咲き | 花と実が大きい | ぼんぼり咲き |
里庄町 植樹場所 |
仁科芳雄博士生家 仁科会館 つばきの丘運動公園 浜中南の素戔嗚神社 里庄東公民館 里庄西小学校 里庄西幼稚園 |
仁科芳雄博士生家 仁科会館 つばきの丘運動公園 |
仁科会館 つばきの丘運動公園 |
仁科会館 つばきの丘運動公園 浜中南の素戔嗚神社 |
「仁科蔵王」「仁科乙女」「仁科春果」「仁科小町」は理化学研究所仁科加速器科学研究センターの加速器「リングサイクロトロン」を用いて開発されています。「リングサイクロトロン」から発生する重イオンビームを桜の枝に照射して、突然変異させることで新種の桜が作られています。重イオンビームは狙った場所に細く絞り込む事ができるので、他の突然変異を起こす技術より短い期間で新品種の開発ができます。
「サイクロトロン」は昭和12年に仁科博士が原子物理学の研究のために日本で初めて作った実験装置で、これが新種の桜に仁科博士の名前を冠する理由です。
サイクロトロンによる桜の新品種の開発についてさらに詳しい話は理研による解説「新種のサクラ」をご覧下さい。