第20回 仁科芳雄博士生誕日記念科学講演会開催
平成24年12月7日(金) 里庄総合文化ホールフロイデ中ホールにて

講師:二宮 正夫(にのみや まさお)京都大学名誉教授、岡山光量子科学研究所長

演題:「標準理論の世界 −クォーク、レプトン、ヒッグス粒子とは?」

地元の中学生及び一般聴講者約350名を前にご講演いただきました。

講演概要
 素粒子物理学は超微細(目で見ることのできない)素粒子を研究する超精密科学です。
このため、7月以降は誤差を小さくするように最後の詰めの研究をしています。
 そして11月から12月にはすべての物質を形づくる究極の粒子・・・素粒子と呼びます・・・の中でだた一つ見つかっていないヒッグス粒子がとうとう発見された、という公式ニュースが発表になる予定です。
 この講演では自然の成り立ち、15個の素粒子(クォーク、レプトン、ヒッグス)の性質、どうしてたった15個の素粒子から万物がつくれるのか、という疑問をわかりやすくお話しをしていただきました。


―里庄中学生徒― 講演を聞いて(一部抜粋)
1年 Mさん 公演はとても難しかったです。でも「わからないけどおもしろい」そんな感じでした。
2年 Iくん 粒子のことはかなり難しい話ではあったけど、先生がとても解りやすく伝えようとしてくださったことに感謝したいと思います。
3年 Tさん 二宮博士が物理学の世界へ進まれたのは、湯川先生、朝永先生の影響を受けたと聞きました。私たち里庄町民は、それより更に恵まれた環境で暮らしており、本当にありがたいと思います。私は理科が好きなので、二宮博士の講演を聞くことができ本当によかったです。ありがとうございました。

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