お知らせ
仁科博士が宇宙線を測定するために開発した「仁科型電離箱」(仁科型宇宙線計)が、日本天文学会から第5回(2022年度)日本天文遺産に認定されました。
仁科型宇宙線計とは、その名の通り宇宙線を観測する装置です。宇宙線とは宇宙から地球に降ってくる粒子の事で、何も感じることはできませんがこの瞬間にも多くの宇宙線が我々の体を貫いています。
仁科博士は日本における宇宙線研究のパイオニアでもあります。仁科型宇宙線計は、1935年から1941年にかけて理化学研究所で計5台設計・製作され、1990年代まで連続観測を実施していました。
理化学研究所が2022年10月に新設した仁科芳雄記念室で、仁科型宇宙線計第2号機が公開されています。この第2号機が代表として日本天文遺産に登録されました。
日本天文学会、理化学研究所、仁科記念財団のホームページに、それぞれの視点から詳しい解説が掲載されています。
日本天文遺産 認定一覧 (日本天文学会)
仁科型電離箱2号機の日本天文遺産認定について (理化学研究所)
《「仁科型電離箱」が「日本天文遺産」に登録されました!》 (仁科記念財団)