行事
12月8日に京都大学の伊藤憲二先生を講師にお迎えし、仁科芳雄博士生誕日記念科学講演会を開催しました。地元の中学生および一般聴講者約340名のご参加をいただきました。ありがとうございました。
レポートは後日公開します。
日時 令和5年12月8日(金) 14:00~15:15
場所 里庄総合文化ホール「フロイデ」電動中ホール
講師 伊藤 憲二 先生(京都大学大学院文学研究科准教授)
演題 里庄と仁科芳雄 ―故郷の環境はどのように未来の原子物理学者を創ったか―
伊藤憲二先生は2023年7月に仁科芳雄博士の伝記を出版されました。仁科博士だけでなく博士をとりまく環境や歴史についても詳しく書かれており、上下巻全28章、1200ページ以上の大作です。内容、分量ともに仁科博士の伝記の決定版として、自信をもってお薦めできます。
特筆すべきは日本および海外の膨大な文献を調べあげて書かれている事です。また、仁科記念財団に保管されていて伊藤先生が再発見した仁科博士の1000通を超える手紙も使われています。各章100を超える注によって出典が明記されていますので、読んでいて気になった個所については、出典元の本で詳しく確認することができます。さらに、各地に取材にも行かれたそうで、里庄や仁科会館にも2021年12月に来られました。
仁科会館の図書資料室で閲覧できますので、興味のある方、購入しようかどうか迷っている方は、まずはご覧になってください。
本の内容や目次など、詳しくはみすず書房のホームページをご覧ください。