演題:心に夢の卵を持とう
講演の様子
にこやかに笑みを浮かべて登場された小柴先生は、ゆったりとかみしめるように中学生たちに語りかけられました。物理学との出会い、ノーベル賞につながったニュートリノ研究のことなど。最後に、質問に答えてご自分の中学生時代の思い出を語られ、あっという間に90分が過ぎました。中学生の他、約1000名の聴衆で会場があふれました。
生徒の感想文の一部を紹介いたします。
講演の中で先生は、「地球から銀河への道のりと、銀河が進む速度は比例する。」と仰ったあと、「でも、それで満足してはいけないよ。」と続けられました。比例するとはどういうことか、運動会のリレーにたとえて分かりやすく教えて下さいました。
時間を巻き返すと銀河は一ヵ所に集まると。一つの結果からまた新しい発見や疑問が出てくる。「物理学」っておもしろいなと思いました。(2年女子)
小柴先生は、幼少の頃から何の苦労もなくスラスラと勉学に励まれたと思っていましたが、病気になられ、苦しまれたり、つらい思いもありながら、それを乗り越えて頑張り抜かれたと知り感動しました。
演題の「夢の卵を持つ」って、目標を持ちそれを育てることだったのですね。僕も、夢の卵をいっぱい持って頑張ってゆきたいと思います。(1年男子)