仁科芳雄博士生誕日記念科学講演会

第12回 仁科芳雄博士生誕日記念科学講演会

  • 平成16年12月6日(月)
  • 里庄総合文化ホール フロイデ大ホール
桜井 進先生

講師 : 桜井 進(さくらい すすむ)先生湘南工科大学非常勤講師

演題:仁科芳雄博士が追い求めた夢 -そこにひとすじの光があるかぎり-

講演の様子

 目の覚めるようなスクリーン一杯の映像と心にしみいる音楽をバックに、にこやかに笑みを浮かべて登場された桜井先生は、仁科博士が少年時代に描いた馬の絵に科学者として後に大成する博士の鋭い観察力に注目して話しを始められました。
 少年時代は地元の小学校に学び、特別に英才教育を受けたわけでないが、両親や兄姉・先生の声に耳を傾ける謙虚なしかし類い希な努力家であった博士の生涯をと、量子力学誕生の最前線で世界中の研究者たちから仲間として迎えられた博士の学んだ道筋を、郷里の仁科会館や博士の生家に残る資料を中心に構成した映像とご自身の手になる音楽を駆使して、難解な量子力学の世界とそこにおける仁科博士の存在を手に取るように魅せて頂いた2時間はあっという間に過ぎました
 中学生の他に、高齢者・婦人学級を中心に各層から約200名の参加があり、もっと誘い合わせればよかったと好評でした。

 生徒の感想文の一部を紹介いたします。

 仁科博士のことは前々から勉強していて、よく分かっていると思っていましたが、私とは違った面から仁科博士のことを教えて下さったので、あらためて仁科博士の偉大さを感じました。・・・・研究者の方々から尊敬されているのは、博士が、人のために日本のために努力されたからだろうと思いました。

 時間が経つのを忘れてしまうくらい興味深いお話しでした。中学生でも分かりやすいように、楽しく分かりやすくまとめて下さってありがとうございました。公式や具体的なことについてはよく分からなかったけど、数学や物理学かっこよくてパーフェクトだということが、桜井先生の熱いお話しや仁科博士の生い立ちからよく分かりました。

 講演会を聞くといつも眠くなるんですけど、今回は最初から最後まですごく聞き入ってしまいました。音楽がかかったり、途中でドラえもんが登場したり・・・。とても楽しかったです。仁科博士の生家は私の家と近いので、何度も行ったことがあるんですけどすごくいいところです。

 中1にも分かりやすいことばを使って、難しいところもキチンと教えてくれてよかった。馬は、ただの馬でないことなど、説明がとても分かり易くて引き込まれ、時を忘れていました。プレゼンがあったお陰で、迫力があり難しい話も分かりやすかったです。

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